モテキ・スキー編




☆ 行動力が出逢いの一歩である!! ☆

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25歳の12月に【腐れ縁の先輩】の命令で、水上方面へスキーに連れて行く事となった。


雪も少なく、水上方面では、オープンしているスキー場は【天神平】だけであった。 


私は天神平で良かったが、先輩のワガママで『水上から片品方面へ移動しよう』と


いう話になる。 来た道を戻ろうとしたのだが、地図を開き始め『こっちに行こう』と


峠越えを命令してきた。 4WDでスタッドレスは装備していたが、道路状況が悪い。


その道は【わだち】は出来ているが、その【わだち】には、新雪が10センチは積り、


道の奥に行けば行くほど【新雪】から【深雪】へと変わる事は見えていた。 案の定、


想像通りの展開になったが、どうにか2時間弱の時間で片品村へと脱出出来たのだ。


片品方面へ来たのはいいが、スキー場がオープンしていない。 そんな時、丸沼高原


スキー場ならやっている可能性があると思い、そちらに向かう事にする。 スキー場


へ向かう車が多く走っているので、営業していると確信しながら、スキー場へと向か 


うが、下ってくる車も、やたらと多いのにビックリする。 営業しているのだろうか?


段々と不安になるが、途中で理由が解ったのだ!! 【軽装備】で来ているスキーヤーが


アイスバーンになっている路面に、無理を避けて引き返している。 正しい判断である。


丸沼高原に向うほど、路面状況は厳しくなっていく。 徐行運転する車、路肩に寄せて


チェーンを装着する車で渋滞が凄くなってきている。 トンネルを抜けると、1台の車


がスリップしているらしく、避けながら上り車線の車を追い抜いている。 下り車線


からも来ているので、上りの車が時々止まるのだ!! そんな時、助手席の先輩が声を


張り上げ『○○、前の車、女の子だぜ!! 助けようぜ!!』 出た【エロ親父】の悪い癖。


どうせ、いつもの様に私を使って【女の子】に声を掛けさせようという姑息な手が


狙いだ。 先輩の言葉を無視し、通過しようとした時、対向車が来てしまい、抜く事が


出来ないでいた。 先輩の【怨念】だろうか。 偶然にも、スリップしている車の後ろ


に付いてしまった。 2名の女性が車から降りて車体を滑らないように押さえている。


後輪タイヤの両輪にスキーバックを挟むようにして。 運転者の顔は見えないが居る。


FF車のタイヤが空転している。 タイヤが溶ける臭いがする。 車は下がってくる。


私の車に当たるのも【時間の問題】と感じ、仕方がないので運転席を降り、前の車へ


声を掛ける。 運転手も女性だった。 スリップしてどうしようもなく同乗者に押さ

えてもらっているらしい。 私が履いていた【スノトレ雪用靴】を後輪に挟んだ所で、車は


ようやく止まり、チェーンが付けられる状態になった。 肝心(?)の先輩は、助手席 


でタバコを吸い【ニヤけて】いる。 『馬鹿なのか!?』私の車の運転席には誰も座って


ない。 普通、私に行かせたのだから、運転席から車を見ているはずだ。 私の車が


危ない!! さすがの私も大声で『運転席に居ないでどうするんだよ! 席を移動しろ!!』


馬鹿の返事が返ってくる『スタッドだから大丈夫!!』 一瞬、私は耳を疑ってしまう。


大声で言い返す『いいから、運転席でブレーキ踏んでろ!!』 馬鹿が何か言っている。


『チェーン付けるの、手伝おうか?』 私が言う『誰が俺の車を守るんだよ!! お前が


助けてやろうと言い出したんだから、お前が降りて、この車にチェーン付けるだろう』


馬鹿の返事『そのチェーン付けた事無いから、○○に任せるからヨロシク!!』 無言で


作業を終わらせる。 女性3名からお礼を言われ、車に戻って、その場を立ち去るが、


スキー場の帰り道で、助けた3人組に止められる。 『すみません、チェーン外すの


手伝ってもらえませんか?』 何故だか、私の方に頼んでくる。 無言で作業をし、


外し終わると3名に『街中で、取り付け練習しても、恥ずかしくないから練習しなさい』


『駐車場で練習します』との事。 立ち去ろうとした時、3名は『もう1つだけ、お願いして


もいいですか?』と言ってきた。 『何でしょう?』と問うと『氷と雪が無い所まで


車を運転してほしい』とお願いされ、馬鹿エロ先輩に女性の車を運転するよう言うが、


『俺、オートマ乗った事が無いから運転出来ないよ』と言い出す次第。 仕方無しに、


私が運転する事に【ホンダ・アコード】だったかな? 運転席に居た女性が、何故か


私の車の助手席へ。 2名の女性は、そのままアコードに乗る。 出発してまもなく


車の事を聞くと、持ち主が私の車に乗り込んだのだ!! 途中で雪も無くなり、車を


止める。 『もう大丈夫だから』と車を降りて、戻ろうとするが、引き止められる。


『沼田インターのファミレスまで、お願いします!!』仕方無しに、指定の場所まで。


話の中で、同県ナンバーで『何処か』と問われ『●●市ですが』と答えると『近い


ですね。私達は▲▲市で同級生なんですよ』と答えていた。 質問が多かったように


思えるが、あまり覚えていない。 女性は2人とも綺麗であったが、その時は眠い


方が強く、早く自宅へ戻りたかった。 無事、ファミレスに到着し、帰ろうとする


が、お礼に食事を『ご馳走する』と言われるが、予想通りなので【拒否】をする。


案の定、下心丸出しの馬鹿が『折角だから、お言葉に甘えよう』と言い出し始め、


一緒に食事をする事になった。 凄く眠くて、何を話したのか、全く覚えてない。


会計も結局、全額(5名分)支払った。 私の性格上、女性には出させられない。


外に出て、馬鹿が女性からお金を受け取った。 私は、そのお金を彼女たちの車の


アコードの屋根上に置いて『また、何処かで!!』とだけ、告げて立ち去りました。





※ 食事代なら、まだ安いものです。 後日、車が動かなくなり、修理へ出すと、

クラッチは焼け落ち、ミッションは2速・3速・4速が歯こぼれして【修理代】に

な、なんと【12万円】も掛かりました。 馬鹿の運転が下手すぎてこんな事に!!


変な奴と付き合うと、色々な事で高く付きます!! ご注意下さい!!





※ モテキが訪れた原因 ※



@ 何気なく手を差し伸べる。 ※ カッコ付けて出来ない事には、手も口も出さない!!


A 一瞬の判断で物事を行動に移す。 ※ 普段から心掛ければ、靴を挟んだような事が出来ます!!


B 金銭面は無理をさせない。 ※ いつか、自分の身になる事が戻ってきます。(一種の授業料)




☆ 注 意 事 項 ☆



※ 自分からは、相手の連絡先を聞かない。 私の場合、相手から頂きましたが、一切連絡しませんでした。






モテキは突然やって来る!!



モテキ・入院編



モテキ・飲み会編



モテキ・職場編(店舗・上)



モテキ・職場編(店舗・下)



☆ モテキ・番外編 ☆



モテキ・現場編



モテキ・家路編



モテキ・知人編



これだけは、覚えておこう!!




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