こんな出来事も起きる可能性が多々あります。
☆ 度が過ぎる優しさは、地獄を見る事もある!! ☆
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私が19歳の夏（数えで20歳の年）、交通事故で一ヶ月間、緊急入院する事となった。
入院すれば、全ての趣味が実行出来なくなり、夏の計画は全て水の泡でした。
お見舞いに来て頂いた方は、趣味のレースチームの仲間や会社の上司と同僚、
親戚くらいのものでした。 恋愛感情が沸くような女性は、ココには来ません。
女性なんて付き合いも無いし、外見でモテもしません。 これから一ヶ月は
非常に暇で、退屈な時間だけが過ぎていくので、
一度、腐れ縁の幼馴染が来ましたが、興味も沸きませんし、逆に目障りでした。
そんな幼馴染が、お見舞いでケーキを持って来ましたが、食事以外は口には
出来ないので、捨ててもらおうと看護師（その当時は、看護婦）に依頼をしました。
この出来事がキッカケで、私の【モテキ】のスタートを切るとは、想像もしていませんでした。
たまたま依頼をした看護師が、看護学生で親元を離れ、病院の寮暮らしをしていました。
看護師が『勿体無いですね。』と言い出したので、『もし宜しければ、皆さんで召し上がる？』
と優しく言葉を掛ける。『病院内、仕事中の頂き物は、駄目なんですよ。食べたいですが・・・。』
そこで『それなら、帰りに着替えてから病室に寄れば？』と声を掛けると『宜しいのですか？』と。
看護師は『家の人に取りに来てもらえば』など言葉を交わし、看護師は、その場を後にしました。
よくある【社交辞令】的なものと考えていた私は、夕方、受け取りに来たら、廃棄処分してくれると
想像していました。 約束通りの時間に2名の看護師が現れました。 『本当に宜しいのですか？』と
問われ、『構いませんよ。 処分の方法は、2人にお任せします。』と笑顔で返しました。
次の日、『昨日は、ご馳走様でした。 みんなで有難く頂きました。』と!! そんな感じで
その日は終わりました。二日後からは、立ち代り挨拶に来る看護師。 私の担当になる看護師は、
花瓶の水を自発的に取り替え、笑顔で部屋を去っていく。 私から見ると【お見舞い】が目当て
のように見えました。 必ず、引き出し側に視線がいっている・・・。 それからは、見舞いで
頂いた物は、すべて看護師に持たせてあげました。そんなある日、病院内で【伝染病患者】が出て、
大騒ぎになりました。 病名は【
なりません。 発症した部屋は8人部屋。 4人部屋の患者は完全拒否!! どの部屋でも答えは一緒。
伝染病な為、院内感染を恐れ、大掛かりな移動が出来ないらしい。 感染源の部屋の患者も移動を
希望するものが続出し、病院はパニック!! そんな時、私の部屋に数名の看護師と婦長が現れ、
部屋を替わってくれる人を探していた。 一人の看護師が悲しげに、私の所へ近づいてきた。
どの患者も完全拒否で、このままでは、婦長と看護師全員の【連帯責任】になるのだという。
話を聞いた私は時間をもらい、実家に電話し、
である。 その事を婦長に伝え、感染した患者の部屋への移動を申し出た。 看護師はみな
で感謝してくれた。 同室だった他の3名も私との同室を希望し、付き合ってくれたのだ!!
その話を聞いた、隣の部屋の患者も一度は拒否をしたが、私らと同部屋への移動を希望。
この決断が、徐々に私自身の株が上がっていく事になるなんて、知らなかったのでした。
入院して3週間、私にはワンパターンで暇な日が続く、看護師たちは、毎日笑顔で現れる。
その中に、たまたま私と共通の同級生が居た。 ここから意気投合し、夏の病院屋上で
当時、テレビ中継されていた花火大会を見ながらデートをしていた。 余計な言葉も無く。
部屋を替わってくれたお礼だった。 数日後、ナースステーションから呼び出しが・・・。
時刻は【22時】と覚えている。 ナースステーションに行くと、6名の看護師らが集まり、
険しい表情をしていた。 話を聞くと、どうやら2人きりの屋上が抜け駆けだったらしく、
その事で、はっきりしようという話になったらしい。 6名の中には、花火の看護師は
居なかった。 立会人は【看護主任】です。 話を聞いていくうちに、怖くなってきた。
全員が全員『私が好きなんじゃないの!?』と争い始め、鬼の形相で話をしているのだ!!
看護主任が私に一言『仕事に影響するので、誰と付き合うのかハッキリしてあげて!!』
『えっ!? おい、おい、おい!!』看護主任がそんな事言って大丈夫か？ 驚きです!!
話し合いが落ち着き、この中の一人と付き合わされる事になった。 半ば【強制】です。
【ケーキを持たせた子】【お見舞いを持たせた子】【部屋の移動を依頼した子】の5名。
【花火を見た子】は、その中には居ません。 一番タイプだったのですが、この5名から
選ばなければいけない雰囲気です。 断れるような状況ではありません。 どうしよう。
看護師からは、急かされます。 一人の看護師が誤解を招くような一言を発言しました。
『初めてだったのに・・・。』周りの空気が変わります。 全員が凍りつきます。『げっ!!』
主任から言い寄られます。『○○さん、どういう事ですか?』 私自身も余りの事に言葉が
出ません。 少しして『私は何もしていません』と釈明するが、看護師らは怒り心頭です。
【爆弾発言】の看護師は泣きっぱなしで、【どういう意味か】聞ける状態ではありません。
その時点で、まだ【チェリー・ボーイ!!】の私。 一度も女性と付き合った事もありません。
そんな事を言える雰囲気でもないし、【チェリー・ボーイ】なんて恥ずかしく言えません。
時間だけが流れ、一人を選ぶ時が来た。 私の悪い癖で同情して【爆弾発言・看護師】を
選んでしまいました。 より取り見取りのその中から5番目に綺麗な人を!! 私って馬鹿!!
残った4名の看護師からは『一言、言わせて!!』という事で、【ビンタ】をされました。
付き合う事になった看護師に後で発言の真意を尋ねると『初めて好きな人から告白された』
と・・・。 バカヤローッ!! 告白も何もしてねぇし、ふざけんなよ!! 人事ではないが、
顔を見ろ!! 結局、一年で公園デートを2度しただけで、最後は、電話で別れを告げました。
肉体経験も無い上、一度も手すら繋いだ事も無く、訳の解らない人生初のモテキ!?でした。
※ モテキが訪れた原因 ※
@ 優しく接し、何気なくプレゼント!? ※ お世話になっているという気持ちを持とう ※
A 頼まれた時の決断力 ※ ルーズな人間は人間性を疑われます ※
B いつも元気で笑顔の挨拶 ※ 周りを明るくしますし、人が集まってきます ※
C 丁寧語・敬語を心掛けよう!! ※ 年下でも上目線での会話はN.Gです。 ※
◎ これが私のモテキの【根本的な原因】と思われます。 ◎
モテキは突然やって来る!!
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これだけは、覚えておこう!!
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